インダストリアル・デザインに合う、アルミエイジング加工を試作しました。この仕上げでフェンスやゲートを作って見るのはいかがでしょうか。
インダストリアル・デザインは、無骨さや無機質感が特徴です。コンクリートやレンガの壁、アンティーク感ある木材やスチール家具でスタイリングされた空間デザインで、同じ直線的なシンプル・モダンデザインよりも、部材の質感にこだわり、それぞれ構成された素材同士が馴染みあたたかさを感じさせてくれます。
その中で使われるスチール製品は、黒塗装かサビ風塗装の仕上げが多いですが、黒塗装では、綺麗すぎるというお声もあり、今回アルミエイジング加工を試作しました。
アルミの表面に傷をつけ、その上に黒を擦り込んで、ラフな風合いを出しています。
これは、製作途中の製品を工場で確認されたお施主様から、塗装前のアルミの質感がカッコイイので、黒塗装の予定から急遽変更し、クリアでコーティングした経験から誕生したものです。
■アルミ門扉 塗装前(アルミ素地)
この質感は、カリフォルニアスタイルやビーチスタイルの家にも合いそうです。
サーファーズハウスのお庭には、カバードポーチから続く綺麗な緑の芝生。その先の柵には、アメリカンフェンス。このアメリカンフェンスに近い雰囲気を出せるアルミエイジング加工です。アメリカンフェンスの丸さよりシャープな印象がお好みの方に、角が立ったアルミの鋼材でエイジング加工したフェンスとゲートは、サイディングのシャープな雰囲気に合いそうです。