輸入照明とロートアイアン のマストレTips

    輸入照明・家具、ロートアイアンなど欧米製品を扱う中で得てきたマストレの様々なアイデアや知見をご紹介します。
    商品の輸入に始まり、カスタマイズ・オーダーメイド製作とニーズをいかにしてカタチにするか探究を行っています。

    門扉のフランス落とし

    Posted by T.Yamashita on Nov 17, 2020 7:27:54 PM

    ロートアイアン・ロートアルミの両開き門扉は、子扉に付いているフランス落としで、風により扉がばたつくことを防いでいます。親扉にフランス落としは無いですが、鍵のラッチで子扉に固定され、動かないようになっています。

    扉は、扉を回転させるヒンジにより手前に90度、奥に90度動きます。この写真のヒンジを使った門扉は、フランス落としが無いと、扉は前にも後ろにも自由に動いてしまうのです。

    ですので、門扉は、隣地境界から扉の幅分以上、奥に設置します。境界ギリギリに門扉を立ててしまうと、フランス落としを外した時、万が一強風で扉が手前に開いてしまったら道路に扉が出てしまい、通行人に当たってしまう可能性があるからです。

    これは、内開きでも外開きの設定でも起きます。

    敷地の都合上、門扉の設置位置を扉の幅分奥にできない場合は、扉を手前に開かないようにするプレートを柱に取り付けることができます。ただこれは、柱から突起物が出るようになるので、見た目上きれいではなく、さらに鉄のプレートですのでぶつかると痛いかと。

    その他のフランス落としのオプションとして、両開き門扉は、両側にフランス落としを付けることもできます。

    大型門扉のフランス落とし2本

    車が通行する大型門扉の場合

    日中は、親扉を開けたままにしておきたい場合

    このような時は、製作前にお知らせいただければ、両側にフランス落としをつけることができます。
    製作前の段階にどのような運用になるか住まわれてからのイメージを行うことが大事です。

    2本フランス落としを付けた場合、閉じた時の親扉のフランス落としは、上げた状態になります。

    常に施錠される門扉は、子扉側だけで問題無いです。

     

    片開き門扉の場合は、フランス落としは付いていません。

    とは言え、片開きでも日中開けたままにしておきたい場合は、フランス落としを付けることができます。

     

    ■電気錠の場合

    フランス落としロック

    フランス落としを故意に上げられないようにするため、プレートでロックするようになっています。

     

    オーダーメイドの門扉です。
    製作前にいろいろと運用の仕方を検討してみてください。様々なご要望にお応えできるよう試行錯誤いたします。

     

    ロートアルミ開き扉のバリエーション

     

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